ネコラム01(高瀬がぶん)

確かに保坂和志の「猫に時間の流れる」は、言葉づかいがちと変で楽しい。
ちょっとこれで遊んでみる。これは色々言い換えが効きそうだ。
あいうえお順にちょっと並べてみよう。

「猫に時間が流れる」(バカみたいにふつうだ)
「猫に時間こ流れる」(北国のほうじゃね)
「猫に時間さ流れる」(ちとなまった)
「猫に時間ぞ流れる」(えらそーに)
「猫に時間だ流れる」(あまりにも断定的)
「猫に時間て流れる」(ちょっと舌足らず)
「猫に時間で流れる」(その前は犬だったのか)
「猫に時間と流れる」(わりかしいい感じ)
「猫に時間に流れる」(流されやすいやつめ)
「猫に時間の流れる」★(保坂和志の現物)
「猫に時間は流れる」(これもバカみたいにふつうだ)
「猫に時間ば流れる」(・・・・ぞなもし。)
「猫に時間へ流れる」(これもちょっといい感じ)
「猫に時間も流れる」(ふつうだ)
「猫に時間や流れる」(これもちとえらそー)
「猫に時間よ流れる」(ふつうだ)
「猫に時間ら流れる」(空間ら、も流れそう)
「猫に時間を流れる」(これもいい感じ)

こうして並べてみると、保坂系の言葉がいくつか存在することが分かる。
個人的には、★の「猫に時間の流れる」と、
「猫に時間を流れる」の二つがいい感じに思えるが、みんなはどうだろうか?


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さあ、みんなも、「猫に・・・・」の、「に」を変えて実験してみよう!


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