夜
中に隣の風呂場から、
「ポチャン! ニャ〜〜〜!!」
という音と声が聞こえて来た。
あわてて駆け付けると、ライオン丸が風呂桶の中で、
見事な立ち泳ぎをしていた。
風呂のお湯は三分の二程度しか入っていなかったため、
フチに手が届かず、「ニャ〜〜(たちゅけて!)」と泣きわめいていた。
でも、ボクが留守にしてなくてよかった。
いなかったら死んじゃってるよ。
というか、これからは湯を貯めておかないことにしよう!
end