「小島信夫・保坂和志対談」
於・世田谷文学館 2006.3.25

人は「・・・しい」時に涙する。
悲しい、寂しい、空しい、嬉しい、可笑しい、、、、。
この日小島先生は2度3度嗚咽するような表情を見せた。
「どうも最近変なんですねぇ、なぜか可笑しい時に涙が出るようになっちゃったんですよ」そう いってまた泣き笑いになる、この二月二十八日で九十一歳になられた先生のお姿は、失礼ながら大変可愛い人のように思えた。
対談の内容についてはここでは一切触れないけれど、とにかく二人が作り出すあの時間と空間が、 ひときわ魅力的であったことは、参加した誰しもが感じたことだと確信する。またいつか、いや可能なら何度でも対談していただきたい。

PS:むさくるしい、うらやましい、誇らしい、輝かしい、、、、
こんな感情も極まれば涙が??

end