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稲村月記 vol.04   高瀬がぶん

「フェイクな風景」


2001年6月×日

てんこちゃん「あらまぁ、すみちゃん、なにしてんの? こんなとこで」
すみちゃん「ちょっと、じぃ〜〜〜っとしてるだけ」

というような会話が交わされているわけじゃありません。
実は写真左側のデカい猫がこう言ってるんです。
「あっ、誰だお前?? クンクン・・・・ なーんだウソ猫じゃん。あ、それって、こないだまでボクがしてたピンクの首輪じゃんかさ」
というわけで、すみちゃんの成長は早いもので、あっという間に首輪がきつくなっちゃったんです。仔猫用の首輪だったんだけれど、それでもぜんぜん余ってたんで適当な長さに切っちゃったのがいけなかった。その長さでは、たぶん三週間くらいしかもたなかったんだよね。というわけで、このウソ猫の人に譲ることにしました。緊張してちょっと固まってますけど、よろしく。名前はまだないしこの先もずっとないと思う。



2001年6月×日

江ノ電というのは本当に家々の軒をかすめるようにして走っているんだなぁと実感できる写真、なわけはありません。
行き先を見ると(小さくて見えないと思いますが)、『もなか』とあります。
「次は〜もなかぁ、もなかでございます。お召し上がりの方はつぶあんにご注意下さい」、、嫌いなんだよね、つぶあん。
まとにかく、ここは「江ノ電もなか」で有名?、な和菓子屋さんです。
江ノ電が一両丸ごとここに収められているとしたら相当長細い家ですが、どうもそうではないようです。要するに顔江ノ電なわけですね。
ところでこの顔江ノ電は買ったのだろうか?、それとも貰ったのかな?


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